長年、夜勤のある職場で看護師をしていた管理人です。慢性的な睡眠不足に疲れてしまい、今は日勤のみの職場に転職をし、毎日充実した生活を送っています。このサイトで、睡眠不足に悩む看護師のお役に立てたら嬉しいです。このサイトに関するお問い合わせは以下のアドレスまでお願いいたします。
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睡眠不足がもたらす悪影響は様々なものがあります。それは単に疲れる、眠いといったものだけではありません。時には重大な悪影響を引き起こすきっかけになってしまう事もあります。ですので、睡眠不足の方は睡眠不足の悪影響をしっかりと学び、常に気をつける事が必要ではないでしょうか。ここでは主な悪影響を3つあげてみました。
なぜ睡眠と記憶力が関係するか不思議に思う方も多いと思います。睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2つがあり、この2つがバランスよく交互に起きる事が質の良い睡眠とされているのです。この2つの睡眠状態はそれぞれ役割があって、「ノンレム睡眠」は日中の出来事を記憶する構造になっていて、これが少なくなると記憶力の低下や集中力の低下に繋がるのです。
人命を預かる看護師としては、記憶力、集中力の低下は日々の看護に重大なミスを引き起こす可能性が高まってしまいます。また普段の生活でも困る事が増えてしまいそうですね。
睡眠と肥満の関係は最近、ダイエット記事では見かける事も多くなりました。何故睡眠不足だと太ってしまうのか、それは睡眠中に作られるホルモン、「レプチン」と「グレリン」が関係します。「レプチン」は脂肪細胞が体内に増えると脳に働きかけて食欲を抑えてくれ、エネルギー消費を増やす働きをします。
一方の「グレリン」は脳に食欲増進と血糖値上昇の指令を出します。スタンフォード大学の研究では、睡眠時間が短いと、「レプチン」の量が減り、「グレリン」の量が増えてしまう結果が出ているのです。女性看護師ならダイエットしても効果が上がらないですし、肥満は生活習慣病を引き起こす原因にもなるので気をつけたい部分です。
実は睡眠不足だけで、人間の能力が落ちる事はあまりありません。例えば、まる3日間寝なくても、その後10時間の睡眠で日常生活においては問題なく元に戻れる臨床結果(機械を扱う、車の運転等は24時間の睡眠が必要)もあります。その為、寝不足はその都度解消していると重大な問題にはなりませんが、「寝不足だからミスをした」と理由付けしてしまう部分に精神的な問題が出てきます。
ミスをした理由⇒寝不足⇒ミスや寝不足になる環境にイライラ⇒寝つきが悪くなる、といった悪循環を引き起こして心も疲れてしまいます。このように、仕事などで寝不足をする事は致し方ないですが、その睡眠不足を解消しなくては全てにおいて良い事はないようです。